「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで契約更新してくれなかったの !?」 私は今、お母さんが借りてくれたアパートで一人暮らし。 その契約が切れたら、当然もうそこには住めなくなる。 『え、だってこれ以上あなたの面倒見るの疲れたんだもの』 「……ッ、」 一瞬。本当に一瞬だけ鼻がツンとした。 『だから、私の友達の家にお邪魔させてもらってね?迷惑かけちゃダメよ?』 淡々とそう話すお母さん。 もう、そんな彼女と会話をすることさえどうでもよくなってきた。