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藤堂千秋・江原真希

昼休み、図書室に来い


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そんな単純すぎる文字が書かれた手紙が、朝下駄箱の中に入ってた。





そう、呼び出し。


朔や白咲君と話している私と真希が気に入らないんだろう。





前までは人気者の朔と話しているところを学校の人に見られたくなかった。


こういうことをされるのが、分かっていたから。




でも、今は違う。


ただ純粋に、あの4人でいる時間の楽しさを知った。




だから、今更それをやめるなんてできないんだ。