「ひどいなぁ。
びっくりするだろ?」

「お父さん!
今日は加奈子さんが来る日ってこと、まさか、忘れたりしてないよね?」

きょとんとするお父さんの顔を睨みつける。

「え?加奈子さんっ?!
あーっ!!」

絶対に忘れてたね。

こんな大事な日を忘れるなんて。

慌てて服を脱ぎ出すお父さんに呆れて、部屋を出た。

「はやくね?
私、お昼ご飯つくるから」

そういい残して。