辺りを見回した。

初日からななは遅刻か。

ななは、めっちゃ字きれいなのに、

勉強はさきより下で、遅刻も多い。

吹部はみんな頭がいいから、成績は

さきでもだいぶ下だが、ななはもっと下だ。

まぁ、そこがかわいいんだけど。

朝の会が終わり、10分休憩にななは

クラスに入った。

「おはよー!同じクラスやなっ。

よろしくーー!!」私はななに

笑顔で話しかけた。

ななは私に気付き、

「わぁ、みゆーー!同じクラスなんや。

やったー!!よろしくっ。」

そう言って私を抱きしめた。いい匂い。

私のドキドキは最高潮だが、なぜか落ち着く。