結局、本当に須田さんが手伝ってくれることになり
あの家で寝泊まりしたいというもんだから
明日にでも電気、ガス、水道を頼むことにした。

その日の夜、3人で食事をしたのだが、そりゃもう大変だった。
イケメン2人にパッとしない女(私)・・・
視線が痛い痛い。
須田さんはテンション高く、弦はそんな須田さんをなだめる
まるで漫才を見ているようだった。
でもそんな二人をみてると弦が須田さんの会社で働きたいって思った気持ちが
なんだかわかる様な気がした。
須田さんの作る作品に惚れて押しかけるように就職したと言ってたけど
作品だけではなく人柄にも惚れたんだよね・・・

ハイテンションでいい気分で店を出た私たちは(といっても須田さんだけが
かなりハイだっただけ)
須田さんをホテルまで送りとどけたあと、2人で歩いて帰った。