ずっと隣で・・・

 弦も同じ事考えてんだ・・・
「私もね・・それ・・考えた。美鈴の横でさ・・・自分に置き換えてね。
弦はまだ京都で私は名古屋・・・遠恋で妊娠とかになったらどうしようって・・・」
「うん・・」
「でもね・・・答えなんかさ・・・いくら考えても答えは1つしかでて
こなかった。・・・・弦は?」
弦は私の肩に顎を乗せたまま黙っていたがしばらくすると
「そうだね・・・悩む必要もないね。」
「弦と同じ思いだったらいいな・・・」
弦の腕がより強く私を抱きしめた。
「一緒だよ・・・きっと・・・」
「うふふ・・・そうだね」
聞くのが怖い・・じゃなくて
きっと同じだと思うから
そして私の中でちょっと先の将来をイメージしてみた。
男の子かな?女の子かな?
どっち似かな?
弦に似たらきっとかっこいい・・いや可愛いんだろうな
そう思うと顔が綻んでしまう。だがそんな私をジッと見つめていた
弦が私の身体を反転させる。
「弦?どうしたの?」
弦の顔を覗き込むように見ると
真剣な眼差しで私を見つめた。
そして
「今は俺だけのこと考えてくれないと困るんだけど?」
「え?」
「とりあえず会えなかった時間取り戻させてもらうから
 覚悟しとけよ」
弦はにやりと笑うと私の唇を塞いだ。