人魚姫


この声・・・、忘れるわけない・・・





俺の初めて愛した人

「真夏・・・」

「やっぱり、翼だ!!ここに、来たら会える気が!」


そんなこと、どうでもいい

「海、帰ろっか」

「え、でも・・・」

無言で歩く俺と真夏を交互に見る海


一刻も早くこの場を去りたくなった


「ごめん」

離れたところにあるバイクのとこに

「翼」

そっと俺の頬を触る海

そして、ひどく悲しそうに顔を歪めた


「翼、うち来る?」


初めて、家に誘われた

てか、お互いに家に行ったことがなかった