人魚姫



走って、走って・・・

海に出た

空を見上げると、今日は満月か・・・


満月・・・

あのときも、綺麗な月が出ていた日だった

ポケットの中にある、白い箱が重い

ボーッと海を眺めていると

「翼じゃね?」

「あっ、ホントだ!」

この声は

「真、竜」

真っ赤な特攻隊を着た竜と、真っ白な特攻隊を着た真

「何、シラケた顔してんの~?」

「別に」

「うわー、反抗期?」

「てゆうか、お前らこんなとこで居ていいのか?」

「さ~?」

ケラケラ笑うひ2人にホッとする

「はぁ、翼。マジで困ってんの?」

「よし!!そう言うときは・・・!!」

竜と真に腕を捕まれ、バイクの前へ

「乗れよ」

「翼、久々に遊ぼうぜ!」

はぁ、こいつらは

「チッ、しゃーねぇな!」

それから、バイクに乗り真と竜に連れていかれたとこは