ジーっと見てると、ゆっくりと顔を上げた岬海と目があった 吸い込まれそうな瞳に、俺は目を逸らせなかった 意識を戻した時には岬海は違う方向を見ていた あぁ、こいつは他人に興味がないんだと思った だから、いつも笑って流されればいいと... この街を囲むあの、果てしなく広い海のように それから、数日が経ち真と竜は揉め事があるみたいで最近は学校に来ていない なんとなく、一人ですることもなかったから授業を受けることに まぁ、出席日数も足りてなさそうだし