「苺桜〜。早く起きないと遅刻するわよぉ〜。始業式に遅刻する気な

の〜?」

ん?おかあさんが何か言ってる……なぁ…

……………

ージリリッッリリリリリッッー

「っっ!やっば!ほんとに遅刻しちゃう!」

わたしは鳴っていた目覚まし時計をとめ、ベットから飛び降りた。

「ほらぁ。言ったでしょう?早く朝ご飯食べて行きなさいよ。」

おかあさんが呆れ顔で言ってくる。

「ん!いらない。ほんとに遅刻しちゃうから!起こしてくれてありが

とぉっっ!」

わたしは急いで家を出た。

「はぁ…  はぁ…」

「ふぅー。ぎりぎりせーふッッ!!!」

学校ではもう、何人もの生徒が玄関にたむろしていて、「何組だっ

た~?」などと話している。

そう!見ての通り!今日は新しいclassになる日=class替え!

「わたしの名前は。っと。」