「会わせて…ください。」 特に、なにもない。 でも…なんだか。 あの、顔が…声が、聞きたくて仕方がない。 「…ごめんね。俺、嫌だったよね。良いよ?会わせてあげるよ。」 “君が望むなら…ね。” 優しい、笑顔でそう伝えられた。