それから、少し歩いたとき、急に走るのをやめた。



「ようこそ。僕の家へ。」


「は?」



彼の後ろには、たかーいマンション。


「えーっと…君を、誘拐…監禁しようと思ってねー。」



嫌、説明されてもわからない!




「まあ、入ってよ。」



と、手を握り直そうとしていた。



その時に、思いっきり手を振り払った。




「にぃぃげえええろぉおおお!!」




自分で、今までに無いくらい本気ではしった。



「えーっと…それで、本気?」


と、のーんびり走ってくる。

けど、



早い!早すぎ!!!