「ひぇっ???」 うわぁ…とか、思って先輩の前に来てあと少しでキス、という所だった。 でも、後ろから私の肩を大きな手が、掴んできてクルッと180度回転させてきた。 「っっっ!!!!!!!!!?」 「わー!生チュー」 小雪の能天気な、声。 時が止まったみたいに、脳が働かない。 口元に感じる、暖かい感触。 甘い、優しい匂い。