「意味不明です!!」 「煩いな。…まあ、可愛かったから良いけど」 真顔で、そう言われると…何て言うか。 言い返すことが出来なかった。 「もうちょっと、冷ましてから飲ませてください!」 「嫌だ。君は、誘拐されてるんだし…言うこと聞いていれば良いんだよ。」 ねっ?と、訪ねてくる。 「むぅ…嫌です。」 「……じゃあ、僕の事“十影”って呼んでくれるなら、冷ましてからでも良いよ?」 死んでも嫌です。 心のなかでは、そう思っていた。