乗り気じゃないけど。 電車を待った。 ガタンタとンいう、のおとに音に耳をすませて待っていた。 姉も同じ学校通いだから、一緒にいる。 はずだけど、姉は部活で早く行ってしまった。 「………」 電車が、目の前に止まった。 そして、一歩。 踏み出した。