【完】あいつが私に恋してる!?






「ねえ愛莉!次あれ行こー!」






優良が私の手を引っ張ろうとしたら







『優良いたー!もう!

 めっちゃ探したんだからね!?』




『うちらとまわる予定だったのに

 何断ってんのよー!!』






ハデな人達に優良が呼び止められた。






「あ、美奈とゆっちゃん」



優良は一瞬びっくりしたけど

すぐに人懐っこい笑顔になる。





…へえ。ほかの子にもそんな顔するんだ。





『まあ、今からでもいいや!

 一緒にまわろ!!』




女の子達は私がいるのもお構いなしに

優良にせがむ。







「無理!!俺、愛莉とまわるし!!」




それでも優良は

私の手を握ったまま離さない。
 




私はどうしたらいいんだろうと

考えていたら女の子の1人と

やっと目が合った。





『ねえ、優良の事、解放してあげて?

 あんただけの優良じゃないんだよ?』





は。




なにそれ。

私がまるで優良を

独り占めしてるみたいじゃん!!





てゆうか、解放してほしいのは

こっちのセリフ!!



「いいよ。竜也とまわるし」



「は?!愛莉!!!」




優良はびっくりした顔で

私の顔を覗いてくる。






でもそんな優良の目を見ないように

わざと女の子達を見た。




そしたら女の子達は私から目をそらし

優良を見て微笑む。





『だって!!良かったじゃん!

 うちらとまーわろ!』




そう言って優良の腕に腕を絡まして

強引に違うところに連れて行こうとした。





優良は私のことが見えなくなるまで

私を見つめてきたけど

私はそんな優良から目をそらす。






だから優良とは仲良くしたくない。