う…男臭い。

ほとんど男の子ばっかで、見渡す限り女の子は…いない。

単純に、どうしよう…

とりあえず座席に着いてみる。



すると後ろから、

「おはよう!そして初めまして!」

と男の子にしてはやけに高い声。

くるっと振り向くと…



お、女の子…

このダミ声で…!?



目の前に立っているのは、ゆるく巻いた茶髪をサイドに流して、

整った猫目の下のほくろが特徴的な、

なんというか、一言で言えば“セクシー”という言葉が似合う女の子。