『……まぁ聞けって。』

「なんだよ。」

『お前がこのまま入学式に来なかったら、きっと先生は心配するだろうなぁ。そしてお前の母さんに連絡が行く。』

「うっ。」

『女嫌いのお前が共学に進学するって聞いた時、お前の母さんは泣いて喜んでたよな。』

「ううっ。」

『そんなお前の為に、充実した一人暮らしが出来るようにこのマンションを与えてくれたんだもんな?入学式行かなかったって知ったら、この家も取り上げられるんだろうなぁ…。』

「………。」

『そしてお前は地獄の寮行き。』





白子颯、学校に行きます。