「てぇ、つなご」
「お前ってホント甘えん坊だよなぁ」
「うふふ♡」
稜と手をつなぐ。
稜のぬくもりが私に伝わってくる。
あったかい稜の手。
それは、きっと私への愛なんだろう。
そんなことをいつも思っている。
学校への道のりは、まだ稜と付き合っていない頃に比べるとだいぶ短く感じる。