そして。
稜に別れを告げた次の日。

「鈴下さぁん?」
「なに?桜子さん?」
「由美ちゃんが呼んでたよぉ?」
「どこにいるの?」
「トイレだよー」
「ありがとう。桜子さん」
そのまま私はトイレに向かった。
このあと何が起こるのか、まだしるよしもなかった…