「ごめん、稜。」
「何がだよ」
「私と別れて」
「は?なんでだよ!」
「あんたのこと嫌いになったからよ」
「そんなわけ無いだろ!昨日まであんなに楽しそうに笑ってたのに!」
「作り笑いよ。もう嫌いになったの。さようなら。」
「ちょっと待てよ!華音!」

私は、稜に呼び止められても振り向かなかった。
私はもう決めた。
稜には稜の幸せがある。

あとは…桜子さんからの嫌がられせにたえるだけ。