「だーいじょうぶ。

小野さんが、空くんと一緒に暮らせるために

香織の荷物運んでくれたのよ。」


へ?

荷物?


軽くパニックに陥ってる私に小野さんが話かける。


「しばらくの間一人は寂しいだろうし

何か分からないことあったら空に聞きなさい。

大丈夫。空には許可もとってるから。」


「ぁ。は、はい。」


空のお父さんの優しそうな顔を見たら


何も言えなくなってしまう。


「じゃー行ってくるねー。

香織良い子にしてるのよ。

空くんとは家族になったんだから仲良くね。」