『…………………』

「…………………」


”昨日の○○見た〜?”
”見た見た〜!ちょーカッコよかったよね”
”生で会ってみたーい!”
”ほんとあんな人どこか居ないかな〜”



私の目の前には”イマドキの女子高生”
(買い出し班のメンバー)が
昨日見たドラマの俳優の話で盛り上がっている


私はそうゆうのには興味ないし観ないから
みんなが話してる会話を聞くことしかできない



そんな隣でもう一人
会話に入って居ない人物がいる……



そう、リノだ。




あの日からもう1カ月は経ってるのか…


学校も、クラスも同じだとゆうのに
今日この日に至るまで全く話をしていない



今も現に隣に居るのに会話すらない……


私は一人慣れしてるから
特に隣に誰かが居ないとゆう違和感はそこまでない


今まで隣に居たリノにはほんと失礼かもしれない……だけど、もう自分には誰かを大切に大事に想うことを捨てたんだ



「ねえ!」


すると前を歩いていた1人がこちらを振り返り話しかけてきた


「前、いつも2人で居たのに
最近2人が一緒にいるところ見かけないけど
何かあったの?」

「クラスのみんなも気になってたよね〜」

「うんうん…心配してた」

「大丈夫?」




みんな一斉にこちらを見て話しかけてきた