謎の男たち side










?「可愛い子いないかなぁ〜♪」




屋上から双眼鏡で向こう側の女子生徒を観察する少年染みた男。




?「おい、やめとけ…」


「えー、だっていつもこんな男臭いとこにいたら発散するものもできないじゃーん♪?」


「毎日喧嘩で発散してんじゃねーのかよ…」


「それとこれとはべーつ♪」


「はぁ…」




やれやれといったところで

もう一人の男は呆れてため息をつく。









「おぉ!!!向こう側の屋上に女の子はっけーん♪」


「……」


「黒髪”微”少女…」


「は?」


「不細工ではないんだけどねぇ〜でも俺ストライゾーン広いからOKてとこかな♪」


「興味ない…」


「見てみる?」


「……」





少年は男に双眼鏡を差し出す




「……」


「……」


「じゃ…もどって…ええ!?」







少年から双眼鏡を奪いとり

向こう側の屋上を除く男…







「…結局、見たかったんじゃん」


「るせぇ…ぶんなぐんぞ」






覗き終わったのか少年に双眼鏡を返す…






「まぁ、普通だな」


「でしょ?」


「どーでもいい…
とにかく”生徒会室幹部の集会”だ」


「ほーい♪」
















少年と男は屋上から消えて行った…