「「「「 にひ〜(笑) 」」」」


「ふふふ(ニコ)」



前にいるみんなが
こちらを振り返って笑顔でイスズを見ていた



『ぁ…………』


「な?(笑)」


『…………っ』



イスズは複雑そうな気持ちになる


今、目の前には自分を
受け入れてくれている人達がいる

でも自分はもう
”人と関わらない”と決めた
これ以上は深い仲にはなってはいけない
だけど、ついこの人達なら…と
思ってしまう自分もいたからだ




「おっし!これからカラオケでも行くか?」

「お!いいね〜♪」

「その前に腹減った〜」

「時間的にもう19時だしな…」

「どうする?イスズ…行く?」




『ま、まぁ…少しだけなら…』

「なら21時までな
それから俺がコイツら送ってくわ、な?」




ポンポン_とイスズの頭を優しく叩くシロ






こうしてこの日はとても濃い1日になった


久しぶりに人と触れ合って
楽しさ、嬉しさ、温かさを久しぶりに感じた



この人達なら…
一緒に居ても、信じてみてもいいのかな…



少しづつイスズの
気持ちが揺らぎだした瞬間だった