そんな私が居る場所…
その目の前の壁らしき扉が目に入る
『(!!ここって…あそこと繋がってる扉の)』
前はこじ開けようと
何回か試しに蹴りやパンチをしたがビクともしなかった扉
見たところ普通の扉にしか見えない
しかも今すぐにでも押せば開きそうな扉
そこには鍵穴の形をした差し込み口があった
『(あそこに…鍵を……
!!!て、ことは……て、え!?)』
考えごとをしていると体が急に宙に浮き
何か暖かいものが私の体がを支えた
そう、今わたしは
シロにお姫様抱っこをされている
もう何がなんだか驚きすぎてよくわからない
オオカミはシロを見て
なんだか険悪そうにしているし
上を見上げると
斜めからでも綺麗な顔をしたシロが不敵な笑みを浮かべていた
そしてシロは私を連れてその場を後にした
『(あ……オオカミ……
また後で会えるかな……ぁ、てかテスト)』


