「まだ自分らの 状況がわからへんみたいやな…… ほんま可哀想なネズミ共や… 後から何かあっても恨むなや… この俺に…… ふっかけてきた喧嘩の代償は重いで!!!」 と、ズボンのポケットに 突っ込ませていた両手を出し拳が握られた 「や、やばいよ……イスズ止めなきゃ!」 『………………ぁ…っ』 昨日の王神の姿とは思えない ウルフとしての王神の姿を見たイスズは その圧倒的なオーラに呆気に取られていた バンッ! バシッ! ダンッ! ほんのものの数十秒__…の出来事だった