ラブスピリッツ!!

「それで?今日は進展あったんですか」
「それが!なんとかずくんにあの壁ドンをされちゃいました!」
「は?怒りでも買ったの?」
「そっちじゃなくて!女の子がきゅんとしちゃうあれですよ」
「...ついに妄想と現実が区別つかなくなったか」
「ほんとだよ!ドンっでふーっだよ!わたしに!びっくり大進展」
「どうせからかい半分で反応楽しまれたんでしょ。かわいそーに」


実際そうだから何も言えない。
はなちゃんは私たちの状況をよーく知ってる。だから多少盛って話してもすぐばれる。

でもだからこそ彼女にいろんな手を考えてもらってるのも事実。
かずくんに意識してもらおう作戦の有力な司令官だ。

実行するのは私だからあまり上手くいかないのだけれど。

「そんなにがっついてるからあっちは余裕綽々なのよ。少し引いてみるのも大事じゃないの」
「その手はもう何度もやってるけど全然動じないの!眉のひとつも動かせない!」
「やり方がまずいんだよ。もっと巧妙にじわじわと攻めなきゃ」

なんだか目が本気でちょっとこわいよ
でも久々に親身になってくれてる。悲しいことに最近は呆れられてることの方が多かったから。