「里美!」


「……」


花音の声で目が覚めた。


何これ。やっぱり夢オチじゃん。


どうやら私は保健室のベッドで寝ていたらしい。


「もー、ビックリしたんだよ!突然倒れたから!」


花音はそう言うけど、私は全く覚えていない。


私…倒れたんだ。


「心配しないで!ただの熱中症だから。」


「熱中症?」