「キャー!また里美と同じクラスだー!」 「おはよう、花音! 私この一年は最高になりそうだよ!」 教室に入ってすぐ、花音が抱きついてきた。 私より大きいから、必然的に抱き締められる感じになったけど…。 「それは、啓大がいるからかなー?」 「ちょ、言わないでよ!」 私の好きな人を知っている花音は、こうやっていつもからかってくる。