合宿以来、私と恵は急激に仲良くなった。 優しくて、穏やかな恵は私の良い相談相手。 「本当お前遅いよな。」 「なによ、文句ある?」 頭上から聞こえてきた声に反論。 「ある。このままじゃ4組負けるだろ。」 この学校は、三学年4クラスなので、クラスごとに勝敗を競う。 去年は2組が勝ったらしい。 「じゃあ啓大が頑張れば?」 「は?俺は頑張るけど?」 花音が私を庇うようにして啓大に反論した。 俺はって、私が頑張らないみたいじゃん。