卒業ラブ



殴りかかってきたナンパ野郎を上手くかわし、逆に片手で羽交い締めにした。


「ちっ、覚えとけよ!」


「俺記憶力悪い。」


捨てぜりふをはいて逃げていったナンパ野郎。


いなくなった瞬間、ほっとして足の力が抜けた。


「大丈夫か?」


「うん…でも…怖かった…」


知らない人に腕を掴まれた事が恐怖でしかない。


「悪い…俺がいながら…」


「片野くんのせいじゃない。


私がしっかりしてないから。」