「先輩!」
また来た!
「先輩今日こそ一緒に帰りましょう。」
「ごめん…今日は用事が…」
「一樹には確認済みですよ?」
一樹ー!
何余計なこと言ってくれてるの!
「こら、片野。
もうチャイム鳴るぞ。」
「はーい。
じゃあ先輩、また放課後に。」
先生ありがとう!
これからは先生のことちゃんと先生って呼ぶね!
「大変だねー、里美ちゃん。」
花音がニヤニヤしながら話しかけてくる。
「思ってないでしょ…」
「だって、お似合いだと思うし、頑張ってる男子は応援したくなる!」
頑張られてこっちは大迷惑してる!
しかもお似合いとか絶対嫌!
「でも最近、毎日来てるよね~。」
「本当。
そろそろ一緒に帰ってあげれば?」
恵と実里も参戦。
「可哀想だとは思うけど…
どうしても避けちゃう。」
上手く言えないけど、近くにいるだけで恐怖というか…
あ、壁ドンされたからかな…?
「お前ら。
色恋沙汰は結構だが、進路のことも忘れるなよ。
ほら、席につけ。」
「はーい。」
先生に注意されて、それぞれ席に戻った。

