卒業ラブ



「里美!?その髪…」


「変…かな?」


イメチェンをしてから初めての学校。


教室にはいると、花音が駆け寄ってきた。


クラスの女子も集まった。


「ううん!


むしろそっちのほうが可愛い!」


「へー、里美って顔小さいんだね。


全然知らなかった。」


「夢ちゃん痛い…」


私の顔をつまむ夢ちゃん。


じみに痛いんだよな…これ。


「おはよう、里美ちゃん。」


「おはよう、恵。」


体育祭の特訓以来、恵と話すことはほとんどなかった。


そんな恵が、話しかけてくるのは何か理由があるのかもしれない。


そう考えてしまって、少し不安になる。


「ちょっと…良いかな?」


「それって、私もいても良い?」


私の不安が伝わったのか、花音が先に答えた。


「別にいいよ。」


にこっと笑う恵。


その笑顔はなんだか裏がありそうで怖い。


「いこっか。」


恵について教室の外に行く。