卒業ラブ



「姉ちゃん、ハサミ貸し…姉ちゃん?」


部屋に響くハサミの音。


偶然入ってきた一樹はそれを見て絶句する。


私は平然を装って言う。


「ハサミってこれしかないよ?」


次の反応を見るのが少し楽しみで、ワクワクしながら言ってみた。


「何してんだよ!危ないだろ!」


「ちょっと!」


私の思っていた反応と違う!


一樹は私の手にあるハサミを取り上げてきた。