卒業ラブ



楽しかった文化祭も終わり、残ったのは片付け。


みんながブーブーいいながら片付ける。


「なんで帰らせてくれないんだろう。」


花音はそう言いつつも、誰よりも動いている。


「あー!重い!


里美ー、これもってー。」


「いいよー。」


花音がかなり重そうなものを持っている。


「いいよ、俺がやるから。」


「はいはい、バカップル。」


「それはほめ言葉?」


私が持とうとしたら、達也が自ら手伝いにいった。


彼氏の鏡だ、あいつ。


「すげーよな、あいつ。」


「啓大も見習いなよ。」


一緒にものを運ぶ花音と達也を見ながら、啓大が呟いた。


「でも…」


「そこの暇な二人、ちょっと体育倉庫にこれ運んでくれ。」


啓大がなにか言おうとしたら、先生に遮られていた。


啓大も呪われてるんじゃ…


「へーい。」


「わかりました。」


結構重そうな机。


私たちはそれを体育倉庫に運んだ。