卒業ラブ



「お嬢さん、顔がニヤけてますよ。」


「分かってます!」


花音がからかってくるから、少し怒り気味に言う。


でも自分でもわかってる。


「きゃっ!」


誰かの悲鳴とともに、何かが落ちる音。


「なに?」


みんなが音の方を向いた。


もちろん私と花音も。


「ご、ごめん啓くん!」


「悪い赤谷、大丈夫か?」