星也さんの顔を見ると、映画館の時以来の笑いをこらえてる顔だった。

最悪‼
心の中でシャウトしたが、音痴は治らないし、歌い続けるしかない。
『ねぇ、あなたの事が好きなんだ〰♪』
・・・好きな人が居ると歌詞が歌詞だけに恥ずかしい。
星也さんの方を無意識に見てしまう。
その瞬間ソファーに座っていた私は、壁側に迫られドンッと、壁を押す音がした。
押したのは星也さんだった。

これって・・・壁ドンッ?!
突然の出来事に目をパチクリさせる私の顔の頬に星也さんは・・・・
キスをした。
「///////!?」
顔を真っ赤にする私。