溺愛☆ナイト様


「姫さん!!」


ハルトがこっちに向かってくる。

「これは…一体…!?」


「ハルト…君か。レナを…たの…む…よ」

「お父様…嫌っ…」

どんどん冷たくなっていく体。

「レナ…。どんなことが…あっても……生きな…さい」

目が閉じていく。

嘘…でしょ…?


「アァァァァァァァ…イヤァァァ…!」


「!! 姫さん、天井が落ちます!早くこっちに!!」
 

何…言ってるの?

「お父様を一人に…できるわけないじゃない」

お父様はあたしのせいで死んだのに。

この人を置いて行けと言うの…?

「しかしっ……」

「嫌よっ!!絶対に動かない!!」


「…くっ…。すみません、姫さん…俺は国王との約束を守ります…」

ドカッ…


えっ…?

目の前がどんどん暗くなっていく。

ハルトが溝内に殴ったんだ…。


「眠っててください…」