「姫さん!!」
ハルトがこっちに向かってくる。
「これは…一体…!?」
「ハルト…君か。レナを…たの…む…よ」
「お父様…嫌っ…」
どんどん冷たくなっていく体。
「レナ…。どんなことが…あっても……生きな…さい」
目が閉じていく。
嘘…でしょ…?
「アァァァァァァァ…イヤァァァ…!」
「!! 姫さん、天井が落ちます!早くこっちに!!」
何…言ってるの?
「お父様を一人に…できるわけないじゃない」
お父様はあたしのせいで死んだのに。
この人を置いて行けと言うの…?
「しかしっ……」
「嫌よっ!!絶対に動かない!!」
「…くっ…。すみません、姫さん…俺は国王との約束を守ります…」
ドカッ…
えっ…?
目の前がどんどん暗くなっていく。
ハルトが溝内に殴ったんだ…。
「眠っててください…」


