溺愛☆ナイト様


だけど…

王室の中で渦巻く炎は、あたしが思っていたよりもヒドイものだった。


「お父様ーっ!どこにいるのですか!!」

「レ……ナ」


わずかに聞こえたお父様の声。

振り向くと炎の中で倒れているお父様がいた。

「お父様!!」

すぐに走って近寄り、お父様を抱き起こす。

すると、手がヌルっとした。

これは…血…?

「はやく……逃げな…さい。私は…もう…ダメだ」


嫌…嫌だ…。

またあたしは家族を失うの??

大切な人を…。