「カルガン!カルガンはいる?」 「失礼します。お呼びですか、レナ様」 カルガンが部屋に入る。 「ハルトにパーティー用の服を用意してほしいんだけど。お願いしてもいい?」 隣にいる護衛はなんだか不服そうだけど、仕方ない。 ハルトが今着ているのは、戦闘に向いている服だし。 これではパーティーで怪しまれてしまう。 「分かりました。…護衛、来い」 「ハルト。カルガンについて行って」 相変わらずハルトはブスっとしている。 でもまぁ、ハルトのことはカルガン任せて、あたしは髪のセットをしなきゃ。