溺愛☆ナイト様


「カルガン!カルガンはいる?」

「失礼します。お呼びですか、レナ様」

カルガンが部屋に入る。

「ハルトにパーティー用の服を用意してほしいんだけど。お願いしてもいい?」

隣にいる護衛はなんだか不服そうだけど、仕方ない。

ハルトが今着ているのは、戦闘に向いている服だし。


これではパーティーで怪しまれてしまう。


「分かりました。…護衛、来い」

「ハルト。カルガンについて行って」


相変わらずハルトはブスっとしている。

でもまぁ、ハルトのことはカルガン任せて、あたしは髪のセットをしなきゃ。