「ハッハッハ!!二人とも仲が良さそうじゃないか。良かったよ」
「お、お父様」
気づけばお父様がこっちに向かって歩いてきていた。
「大丈夫そうだね、ハルト君も」
「はい。護衛なんでちゃんと守りますよ」
「うむ。では、準備ができたら王室へ来なさい、レナ」
そう言って、元きた道を戻っていった。
「さ、あたし達も準備しましょう」
ドレスには着替えたけど、髪はまだ整えていないし。
この護衛の服も何とかしなきゃ。
「ハルト、あなたも着替えなさい」
「えっ…。それって強制ですか?」
「えぇ。そんな服じゃパーティーには出られないから」
あたし達も自分の部屋へ戻る。


