「まぁ俺も悪ふざけが過ぎましたけど。でも、姫さんが謝るなんて、やけに素直ですね。」 前言撤回。 ごめんって謝ったあたしがバカだった。 「悪かったわね、ひねくれ者で」 「あー。レナ様はひねくれ姫だな」 「……このっ」 ギャアギャアといい争っているあたし達を、メイドが不思議そうに見ている。 あたしがこんなに誰かといい争っているのを、見たことないからだろうけど。