「アンタって言ったな…?」
あ、ヤバ。
そう低い声で呟かれてハッとした瞬間。
チュッ…
「なっ…?!」
急に体を引き寄せられ、首筋にキスされたあたし。
しかも、ハルトは容赦なくキスを続ける。
「ちょっ…やめて!」
抵抗しているけど、力の強い腕に捕らわれて逃げることができない。
首筋に当たるハルトの唇。
自分でも顔がほてっているのが分かる。
「ハ…ルト…。やぁ…」
ヤバイ…頭がおかしくなりそう…。
そう思ったとき、ハルトがあたしから離れた。
「ハァッ…何すんの…よ」
こっちは息切れまでしているのに、当の本人は余裕の表情。
なんか、ものすごくムカついてきた。
「何って…。お仕置き?」
…意味不明。
「なんであたしがアンタにお仕置きされなきゃいけないのよ?!」
またハッとして口を塞ぐ。
や、ヤバッ…。
またアンタって言っちゃった。


