あれから数時間後…。
今はあたしの誕生日パーティーの準備で、城中大忙し。
あたしもドレスに着替えたり、メイクをしたりと忙しい。
着替えている間は一番狙われやすく、殺されやすいため一人で準備をする。
あたしが短刀を身から離すから、その瞬間を狙う刺客がいるんだ。
あたしが太刀打ちできなければ、すぐに殺すことができる。
だから、メイドは部屋の中に入ってこさせないんだけど…。
「早くしてくださいよ、姫さん。いつまで俺は壁を見つめていなきゃいけないんですか」
護衛は許可すると、お父様からの命令で、この失礼な護衛は着替え中のあたしの部屋にいる。
「うるさい!大体、女性の着替え中に入ってくる奴がいるか!」
「あっ、もう終わりましたか。そんな無駄口たたけるのだから、終わったんですね」
や、ヤバイ…!!
とりあえずドレスは着れたけど、後ろのチャックがまだ閉まっていない!


