溺愛☆ナイト様


「あーのーね?!彼氏ができないーなんて、当たり前でしょ!!城の外になんて出たことないんだし!逆に、こんな城でどうやって、彼氏をつくれっていうのよ?!」


「城の外に…出たことがないんですか?」


ハッと我に返って、冷静になる。



……そうだよ。

こんなの、普通じゃありえない事だもの。

自分の国の姫なのに、自分の国を歩いたことがないなんて。


…情けない。


「えぇ。…あなただって知っているでしょ?あたしが“悪魔の子”って呼ばれていること」


なんで気づかなかったんだろう。

男嫌いとかそういう問題の前に、この人とベラベラしゃべってはいけないことを。


…あたしは悪魔の子で、コイツだってもしかしたら刺客かもしれないのに。