「あーのーね?!彼氏ができないーなんて、当たり前でしょ!!城の外になんて出たことないんだし!逆に、こんな城でどうやって、彼氏をつくれっていうのよ?!」
「城の外に…出たことがないんですか?」
ハッと我に返って、冷静になる。
……そうだよ。
こんなの、普通じゃありえない事だもの。
自分の国の姫なのに、自分の国を歩いたことがないなんて。
…情けない。
「えぇ。…あなただって知っているでしょ?あたしが“悪魔の子”って呼ばれていること」
なんで気づかなかったんだろう。
男嫌いとかそういう問題の前に、この人とベラベラしゃべってはいけないことを。
…あたしは悪魔の子で、コイツだってもしかしたら刺客かもしれないのに。


