とりあえず、自分の部屋に着いたんだけど…。
空気が尋常じゃないくらい重い…。
さっきの移動中も一切無言だったし。
何を話せばいいんだろう…?
「姫さん」
急に話しかけられて、ついビクッと体が跳ね上がる。
「な、何?」
「…俺、ちょっと外に出てきます」
「わ、分かった」
こんな会話でもカチコチ語になってしまうあたしって…。
なんか、自分に呆れてくる。
「あれ?」
そういえば、名前ってなんていうんだろう?
年齢とかも全然知らなかった…!
そういうことを話題にして、話せばよかったなーなんて、今さら後悔してる。
今追いかければ、まだ城の中にいるはず…。
「よし!!」


