ひなのの唇の横には、昨日オレが付けた傷が残っていた。 その傷にそっと指で触れる。 「…この傷付いた時と同じことしてあげよーか?」 「……嫌だ…しないで。」 真っ赤な顔のひなのの体がビクッと大きく反応した。 彼氏いるくせに、そういうところが純粋で嫌になる。 その純粋さを、オレの手でめちゃくちゃにしたいと思ってしまう。 だから―… ゴツンという音がして、オレとひなののおでこがくっついた。