いろいろあったが、ほとんど丸く収まった。

神城「お前に名前をやる。よく聞け、お前の名前は赤井 瞳。仮の名前だ、今度考えてやる。」


木田「当て字かぁーい!私がもっといい名前をあげる!白谷 紅でどうかな?」
…かっこいいな。
私には勿体無いな。

「紅がいい。最初のは要らない。」
私に名字など要らない。
ぜいたくだ、皆に頼りっぱなしはダメだそれくらい私が決めたい。

木田「そっか、紅!よろしく!我はザクロ。木田 ザクロ。ピエロでもいいよ。」

紅「そうか、君が私の名付け親というわけだ。よろしくザクロねーさん。」

木田「かわいすぎる!紅は私と部屋一緒がいい!」

神城「おい、部屋割りはクロス団長が決める事だぞ、俺らに決定権あると思うか?」

木田「えー!やだやだ!我は紅と一緒がいい!」
ギュッ
ザクロねーさん、苦しい。
私はザクロねーさんの暖かいぬくもりを感じながら気絶した。

神城「大丈夫か?ピエロは力加減間違えたみたいだな。気絶したし。」
優しく私の頭を撫でた。

紅「なぁ、私もあなたのこと猫さんと呼んでいいか?」
さすがにいつまでも長い名前を呼ぶのは疲れたからだが、馴れ馴れしいだろうか。

神城「好きに呼べ。本名じゃ無きゃなんでもいい。」
本名は照れくさいらしい、まぁ、許可も得たし、猫さんと呼ぼう。

紅「ありがとう。ところで、猫さん、ヘヤワリとやらは決まったのか?」

神城「ん?まだらしいぞ、気になるか?」

紅「うん、私はこれまでヘヤワリとやらは経験していないから、どうゆうものか気になる。」
私は、サーカスに来る前の記憶があまり無い、というか無い、真っ白だ、だから私の身内は居ないのだ。