だけど、それでも。 私は壬生浪士組のみんなを助けたいと思うようになってしまった。 それがたとえ歴史を変えることになっても。 彼らが大好きになってしまった。 彼らに傷ついてほしくない。 きっとあたしはこれからも彼らが傷つく未来を変えていく。 手始めに、この池田屋で犠牲を出すことは避けたい…。 「如月隊長?どうかしましたか?」 どうやら深く考え込んでいたようで、心配そうに颯が顔を覗き込んできた。